映画「アリータ」は表情が豊か!

少女映画

(ちなみに画像の女の子はまったく映画と関係ありません)

映画「アリータ」

原作 銃夢(コミックス)

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あらすじ

義手や義足をメカにして歩いている人々。空には空中都市ザレム。
人々は地上の町で生活し、ザレムに行くことを夢見ている。
ある日屑鉄を拾いに歩いていたイドは、そこで少女の姿をした壊れているロボットを発見する。イドは少女のロボットが生きている事に気づき自宅に持ち帰り修理した。
目覚めた少女は記憶を無くしていて名前すら憶えていなかった。
名前を付けてほしいとイドに頼み、イドは少し困りながらも少女を「アリータ」と呼んだ。

何処に行っても観たこと無い物ばかりで新鮮に見える街並み。
アリータは楽しく過ごしていた。そんなある日、アリータは
「夜中に女性ばかりを狙う指名手配犯が出没する」という噂を耳にした。
イドに夜間は外出禁止と注意されるが、気になったアリータは夜の街に出て行ってしまい
そこでトラブルに巻き込まれていく

ココを観てほしい!

アリータの表情がとにかく豊富なんです!

眉間にしわよせたりとか恥ずかしがってハニカム口元とか
食べるシーンで「うぇ!」と口から出すシーンとか。
へたしたら人間より表情が豊か!
柔らかい肌の感じが伝わってきて
観終わるころにはアリータがCGだってことを忘れてしまうくらい魅力的に描かれてる。

光の表現が素敵すぎる。

夕焼けの場面のオレンジがかった街並みを眺める所とか、
森の中の差し込んでいる光を浴びながら歩いているシーンとか、
CGを使うと光源の不自然さが出てしまいがち。
現実の役者に当てているライトと同じように表現されているので
あたかもアリータがそこに存在しているかのような錯覚すら覚える

髪の毛が本物みたい

走ったり飛んだりする時の髪の毛が人間そっくり!
特に自転車?に乗っているシーンは感動すらした。
髪の毛がファさーっとなびいて光に反射してキラキラ光ってるのが本当にキレイ。

世界観の作りこみが半端なかった

近未来SFロボットアクション映画。
良くある設定ではあるがこの作品の魅力は
アリータが実写とCGグラフィックを違和感なく合わせているところだと思う。

CGの技術だけではこんな風にはつくれない。

役者は実際に演じてる際には目の前に居ないアリータを想像して演技しているはず。
目線がずれたり合成した時の空気感が違っていたり
セリフの間が噛み合わなかったりとかそんなことを感じさせない
俳優陣の演技スキルがすばらしいからこそ出来る作品になっている

アリータの二の腕の花のアートデザインもオシャレでかわいい。
ロボットらしいゴツゴツしたイメージのそれとは違って
「生活感のあるロボットらしさ」が上手く表現されてる。
義手にかわいらしさを付けるのは良いですよね。
現実の物になってくれればオシャレもできるし機能回復も出来て喜ばれると思う。

個人的にはアクションシーンよりも表情の豊かなアリータを観ている方がワクワクした。

後半のアクションシーンは散々色んな所でも観てきた物だし、特筆して感動的な驚きはすくなかった。
十分すぎるほど凄いんですけどね、表情づくりや作りこまれた世界観を観た方がこの映画は楽しかった。

おそらく10年もしたら動けなくなったり亡くなってしまった俳優さんを、
こういった技術で蘇らせて新しい作品に登場させる事も可能になっていくんだろう。
楽しみな反面、少し怖いような気もする

残念なポイント

本当に素晴らしい技術で好きな世界観なんですが、
ノヴァ役の衣装や登場シーンのセットが急に少し前のテレビドラマっぽくなってしまって
浮いているように見えた。
「ザ・科学者」って雰囲気で拍子抜け。
衣装は白衣とかではなくてワニ革のコートとかにして一目でヤバイ感じが出れば良かったのに。ミステリアスで上層階のリッチで余裕のある感じをバリバリに出して欲しかった。
あれだけがホントに残念。

次回作は2020年公開予定

次回作でのアリータの活躍と共にノヴァの衣装にも期待。

原作コミック「銃夢」

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